こんにちは、関塾ジニアス四天王寺夕陽丘校の講師Mです。
先日、万博に足を運ぶ機会がありました。今回は「学びの観点」から感じたことをお伝えしたいと思います。
まず印象的だったのは、各国が建設するパビリオンの存在感です。
国によって規模やデザインはさまざまですが、その背後には「国としてどの分野に注力しているのか」「どんな価値を世界に発信したいのか」という意図が色濃く反映されています。展示や建築のスケール感を通して、経済力や国際的な戦略を肌で感じられることは、大変学び深いものでした。
また、パビリオンを見学していると、技術力・文化・自然資源・芸術表現など、各国が「自国の強み」と考える要素が明確に伝わってきます。単なる展示以上に、その国の“自己紹介”を直接聞いているような感覚を覚えました。世界を教科書で知るのとは違い、リアルな姿に触れられるのが万博の魅力だと感じます。
さらに印象的だったのが食文化です。
世界各地の料理を、日本の衛生基準のもとで安心して味わえるのは、まさに万博ならではの体験です。一皿ごとにその国の歴史や文化が凝縮されており、「食を通して学ぶ」という体験は強く心に残りました。
万博は娯楽の場であると同時に、世界を総合的に学べる“生きた教材”のような場所です。生徒のみなさんにとっても、地理や歴史、国際社会を学ぶきっかけとなるはずです。机の上の勉強に加えて、実際に足を運ぶことで得られる学びの大きさを、改めて実感しました。